気筒数によって異なるバイクのエンジン音
単気筒や2気筒、3気筒、4気筒と、バイクのエンジンにはさまざまな気筒数があります。
この気筒数によってもエンジンのサウンドが異なることをご存じでしょうか。
ここでは、バイクの気筒数についておさらいしながら、各気筒数のバイクのサウンドの特徴について解説していきます。
見た目や走りも大事だけど、音でもバイクを選びたい!方にぜひ参考にしていただきたいページです。
そもそも気筒数とは
気筒数とは、バイクのエンジン内にあるシリンダーの数です。シリンダーとは、エンジンを動かすピストンが収まる筒。単気筒のバイクはシリンダーとピストンが1つずつ、4気筒のバイクはシリンダーが4つ、ピストンも4つあります。
排気量が同じバイクであっても、気筒数が多いほうが高回転域の加速がスムーズですが、その分低速が弱く、逆に気筒数が少ないと低速での加速が力強くなります。
単気筒のバイクのエンジン音
単気筒のバイクは、「タッタッタッタッ…」という鼓動のようなエンジン音と排気音が特徴です。エンジンの構造がシンプルなためメンテナンスしやすく、耐久性も高い傾向にあります。
また、エンジンの回転数が少ないためガソリンの消費量も少なく、燃費が良い点も魅力です。
2気筒のバイクのエンジン音
単気筒のバイクよりも「鼓動」が早くなったような、「タタタタタタタッ…」というエンジン音がします。排気量の大きいバイクに使われており、ハーレーダビッドソンの排気音は有名です。
YAMAHAの「RZ250」も乾いたような独特のサウンドを持っており、多くのライダーを魅了しています。
2気筒のバイクは、単気筒のバイクと同様メンテナンスしやすい上に高回転域がよく回るので、高速走行がしやすいメリットがあります。
3気筒のバイクのエンジン音
「3気筒のバイク」というとあまり馴染みがないかもしれませんが実際にあります。「YAMAHA MT09系」などは、3気筒のエンジンが搭載されているバイクです。
荒々しく力強いエンジンサウンドが特徴で、車のような「ブーン」という音を求めて3気筒エンジンを選ぶバイクファンもいるようです。
4気筒のバイクのエンジン音
普通自動車の多くも4気筒エンジンが使われており、4気筒のバイクも車のエンジンのような音がするのが特徴です。気筒数が多いぶん、エンジンサイズも大きくなるので、4気筒は大型バイクに採用されることが多いです。ホンダのHORNETやカワサキのZX-25Rなど、独特の音に魅了されるファンも多くいます。