失敗しない中古バイクの選び方

バイク好きの皆さんは、新車よりもリーズナブルな点やそれぞれのこだわりから、買うなら中古バイク！と決めている方もいるでしょう。
しかし、中古バイクはこれまでの扱われ方や手入れ具合などにより、それぞれ状態の異なるものです。購入後も定期的なメンテナンスやケアなども必要なので、慎重に検討しなくてはなりません。

そこで今回は、中古バイクを購入する際に失敗しないためのポイントをまとめました。購入前の注意点についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

走行距離に注意

中古バイクを購入する目安として、年式に対する走行距離を参考にする方は多いでしょう。
しかし、バイクの場合、走行距離が短すぎるバイクも長すぎるバイクにも注意が必要です。

走行距離が長いと、当然各パーツは消耗し劣化している可能性があります。それ故に、バイクは走行距離が長いほど安くなる傾向にあります。

かといって、走行距離が短すぎるバイクにも注意が必要です。走行距離の短いバイクは掘り出し物のようにも感じられますが、あまりにも走行が少ないバイクは「長い間放置されていた可能性」があるのです。

エンジンなどの機械は、ある程度動かしていたほうが調子の良い場合が多いです。走行距離が短すぎるバイクは、エンジンの調子が良くないリスクを想定しておく必要があります。
走行距離は長すぎも短すぎもリスクがあると考えてバイクを選ぶようにしましょう。

また、業者の中には走行距離を改ざんして販売する悪徳な輩も存在します。
メーターごと交換したことを告げない、走行距離不明という点を告げずに販売すると違法になるので、しっかりと確認してください。

納車前の確認が大切

中古バイクを購入する際には、納車前の交換部品がどこのメーカーを使用しているかをチェックしましょう。
業者の中には、純正同等品を使わずに純正品の費用を請求するところもあります。
納車整備費用の見積りがあまりにも高い場合には見積内容と実際に使用される部品の精査が大切です。

また、納車前には必ず車体や整備状況を目視でチェックし、購入したバイクと同じものが納車されているか現物を確認するようにしましょう。
もしも納車を終えて一度でも乗ってしまうと、購入したバイクと実物との違いに気づいても交換が認められないケースもあります。

その他、中古バイクの保証内容やアフターフォローの内容・期間をしっかりと確認しておきましょう。バイクに安心して乗り続けるためにもチェックは入念に行ってください。